1、「私の席」
朝になった。いつもなら布団にもぐりこむとこだけど今日はちょっと違う。ワクワクしすぎてあまり閉じていなかったまぶたを開けるとベッドから飛び起きた。昨日アイロンをしっかりかけた制服にきがえる。前はブレザーだったからセーラー服は初めて。ちょっと着るのが難しいかも。
「ちーかぁ。はやくしないと遅れるよっ。」
下で私の名前を叫ぶ声が聞こえてきた。母さんだ。
「はーいっ。」
私も叫び返すとカバンを抱えて部屋を飛び出した。
下にいくと母さんがスーツを着て待っていた。仕事に行く時はもっと普通の格好なんだけど。
「あんたの学校の先生にあいさつに行くんでしょ。」
あぁ、そうか。あいさつに行かなきゃね。
私たちは外に出て車に乗った。学校はかなり遠いから本当は電車で行くんだけどね。
「ね、ね、どんなクラスかな!友達できるかな!」
私は母さんに聞いてもどうしようもないことを興奮しながら聞く。
「さぁね。」
母さんは私を見もせずに運転を続ける。・・・楽しみだなぁ。
さて、この間に私のことについて紹介しようと思う。
名前はさっき出たと思うけど、内野千夏。チカって読むよ。中学2年。
もうわかってると思うけど、転校してきました。理由は、まぁ後ほど・・・。
「チカ、降りな。着いたよ。」
あ、うん。私は目の前にそびえ立つでっかい校舎を見上げた。
「母さん、もう仕事行っていいよ。」
母さんはちょっと驚いたけどうなずいてくれた。
「じゃ、がんばってよ。」
そう言うと母さんは車のエンジンをかけ走り去っていた。よし、がんばるぞ!この学校は前の学校よりはるかに大きい。総勢600人以上だそうだ。私は職員室のドアを開けて頭を覗かせた。
「あのぅ、転校してきた内野ですけど・・・」
体格のいい男の先生が答えてくれた。優しそうだな。
「あぁ、卯月先生のクラスの子?ちょっと待ってて。」
しばらくすると銀縁メガネをしっかりかけた女の先生が来た。
「担任の卯月(うづき)です。教室に案内します。」
うわぁ、いかにも先生っていう人だなぁ。でも、どこかで見たことのあるようなないような・・・
「つきましたよ。お入りなさい。」
私は深呼吸をすると一気に扉をあけた。中に入ると少しざわついていた教室が静まりかえった。みんなの目がいっせいに私に向く。うわ、恥ずかしいなぁ・・・。
「ねぇ、先生。こいつ転校生?」
男子が卯月先生に向かって聞く。
「そうですよ。ほら、中に入って。」
卯月先生は入口で突っ立っている私をせかして入れる。あ、はい。
「はい、自己紹介。」
と、私の背中を押す。緊張するなぁ。
「内野 チカです。転校してきまいた。これからよろしくお願いします。」
こんなことしか出てこなかった。なに堅くなっているんだ私は。先生は私の名前を黒板にきれいに書くと、
「と、いうわけで内野さんは新しくきました。仲良くしなさいね。」
みんなは返事をせず受け流す。なんだかなぁ。先生もそれを無視すると話を続ける。
「じゃ、内野さんは席あそこに座って。分からないことがあれば周りの子に聞いてくださいね。」
はい。私は席に移動する。窓側の後ろから2番目だった。移動している途中にクラスの子が小声で話している声が聞こえた。何だろ?
「おいおい、あいつの後ろ早瀬だぜ。」
「うわ、ヤバイね。」
「転校生もかわいそうに。」
んん?早瀬さん?私の後ろの人のこと?そんなにヤバい人なのかなぁ。私は席につくと同時に後ろの子を少し見る。きれいな子だった。髪がストレートにのびていて、キリッとした目はまっすぐ前を見ていた。私は早瀬さんに軽くおじぎをすると前を向いた。
さて、席が前後になったことがまず、失敗だったかもしれない。
...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。
と、いうわけで1話ができたんですが、ゴメンナサイm(_ _)m
長くなりすぎました
文字も小さくなってしまいました(汗)
グチャ②でワケわからんと思いますが、よかったら感想きかせてください♪
でわ、また!!
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