二人のリズム~スタート②~
放課後、(とはいえ、まだ給食がないから昼前だけど)私は言われたとおり宇野田さんのもとへ行った。
「う、宇野田さん…さっきの…?」
うつむき、明日の連絡を丁寧な字で書き写すその子に声をかける。きれいな横顔だった。ふっと顔を上げて私のほうを見る。意思のこもった瞳…こういう目をいうんじゃないだろうか。
「亜和じゃん。来たんだ。」
何!?そのそっけなさ!来いっていったじゃん!てか、いきなり呼びすて!?と一人心の中で突っ込んでいるとそんな心情をよんだのか、
「小四の頃から毎年こんなことやっててさ。ほんとに来たのは初めて。」
ってことは私がお初…?
「まぁ、そういうことになるよね。」
ガーン。頭の上にアルミ缶が降ってきた感じ…。なんかショック。来なきゃ良かった。
宇野田さんは「ああ、それと…」と続けた。
「私のことは、”真衣”でいいから。”真衣香”でもいいけど面倒でしょ。」
別に人の名前を呼ぶことに面倒も何もないでしょ…と思ったけれど、素直にうなずく。今はそれよりも、一番気になってたことを聞かないと。
「何で私を呼んだの?」
真衣はゆっくりうなずくと何かを言おうと口をあけた。その時―
「おーい、早く帰れよー。」
先生の声がした。肩をすくめて「あらら…」とでも言いたげな表情を作った真衣は
「残念。今は時間がないみたい。」
と言った。説明に時間がかかるの…?
「まぁ、それなりに。」
「じゃあ」と手を振ると真衣は行ってしまった。私も近くにおいていたかばんを持つと、教室をあとにした。
第三回目!!この人たちは、何をしでかしていってくれるのか…それは誰にも分からない…((ぇ
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